お肌のバリアは死んだ細胞で作られている

2010年11月に放送されたNHKの「ためしてガッテン」。以来、ガッテン塗りという言葉が世間に広まったそうです。
しかし、お肌の保湿と乾燥の本当のメカニズムが、いつのまにか誤解を招き、間違った保湿の方法が広まっているようです。おまけに、とある特定の商品名が都市伝説のように語られるようになってしまいました。

化粧水を使わずいきなり保湿クリームの間違い

  • ターンオーバーが正常な皮膚は保湿力も正常
  • 余分な水分より“油分でフタ”が大切
  • ガッテン塗りなんてなかった

ターンオーバーが正常な皮膚は保湿力も正常

皮膚は表皮・真皮・皮下組織という三層構造になっていて、表皮はさらに、角質層・顆粒層・有棘層の三層になっています。
いちばん外側の角質層がバリアの働きをしていて、外部からの刺激を防止し水分の蒸発を抑えています。

表皮の一番下側、真皮と接触しているあたりでは、活発に表皮細胞の分裂が起きており、分裂しながら変化して皮膚の表面に移動してきます。
一番外側の角質層の細胞はもう分裂はしません。活動を停止した細胞が脂質を取り囲みながら角質層を形成しています。つまり、角質層の皮膚細胞は死んだ細胞なのです。

皮膚の細胞は、真皮の境あたりで生まれてやがて角質細胞となり、最後は剥がれてしまいますが、ここまで28日間かかります。この周期をターンオーバーと言います。

ところが、ターンオーバーの周期が狂うと、角質層にまだ生きている細胞が上がってきます。生きている細胞はやっかいなもので、角質層の大事な働きであるバリアの為の脂質を分泌してくれません。そうなるとどんどん水分は蒸発してしまいます。

ターンオーバーの周期を狂わせる大きな原因が、肌に頻繁に水分を与えることだったのです。

余分な水分より“油分でフタ”が大切

お肌に水分を与えたらすぐにフタをしないと、水分は逃げていきます。このフタの役割をするのが乳液やクリームなどの油分なのです。

お肌に水分を与えたらすぐにフタをする。これがとっても大切なことなのです。そしてもっと大切なことは水分を与え過ぎないことです。
水分を与えて保湿クリームを塗る。このお手入れを一日二回、朝晩することが最も望ましいお肌の手入れなのです。

【ためしてガッテン】過去の放送を見てみましょう

おさらいのためにもう一度過去に放送した【ためしてガッテン】の内容を見てみましょう。
カサカサがプルプルに!素肌力劇的アップ秘技

化粧水など必要ない!保湿クリームはあのソフトタイプが最高!などとは一切言っていませんので確認してみて下さい。

ページの先頭へ